社会人が専門職を目指す

プロフェッショナル。かっこいい響きですね。 退屈なデスクワークの職場に見切りをつけ、手に職をつけ、専門的な技能を生かせる現場に赴く。 職種によっては、自宅で仕事をすることもできます。 あるいは法律家のように独立開業して、社会で華々しく活躍する可能性もあります。

私は三年間、司法試験を受けるために法科大学院へ通い、そこで法務博士(専門職)の学位を取得しました。 私は学生から社会人経験を経ないまま、法科大学院へ通ったのですが、同級生の中には、少なからぬ人数の人が、社会人からもう一度学生にもどって司法試験に挑戦しようとしていました。 クラスの雰囲気はとても良く、みなさんの士気が高くて、またとないような貴重な学びの場でした。 私自身は卒業後司法試験には失敗し、法律家の道を断念したのですが、今でもあのときのクラスのことを思い出しては振り返ります。

沢山のクラスメイトが、それぞれの理由で勉強に励んでいました。 社会人として、法律に関する事件や事故に直面し、何もできず悔しい思いをしたことから、「自分が法律家の資格を得て、法律を通じて社会貢献をするんだ」という高い理想を持った人。 純粋にビジネスのために法律家の資格を取りたい人。 奥さんや子供がいるのに、会社員という安定した地位をなげうって、大学院に飛び込んだ人。 齢五十をすぎて、ゴルフクラブの会員権を買えるくらい稼いだのに、今からもう一旗揚げるために再挑戦した人。

ただ、おそらくこのサイトの文章を読んでいらっしゃる方は、実際に社会人の方で専門職を目指されている人が多いのではないかと思いますので、一つお話ししたいことがあります。 どんな職種を希望するかにもよりますが…、少なくとも私の経験した、「司法試験から法律家を目指すルート」というのは、一般の大学生活のようなものを想像して、楽しい気分で入ってこられると泣きを見ます。生半可なものじゃあないです。

社会人経験のある人が大学院に入って、「法科大学院がこんなにきついとは!」と泣き言を言っている場面に遭遇したことがあります。 勉強のしすぎで自習室で倒れて、救急車で病院に運ばれた人もいました。 私は、大学院を出てから社会人を経験しましたが、やっぱり、比べものにならないくらい社会人の方が楽だと思いました。 今も、色々辛いことはありますが、「法科大学院の時に比べれば」と思って乗り切っています。

目指す職種にもよりますが、「専門職を目指す道は決して楽なもんじゃない、厳しい茨の道である」と最初に申し上げておきたいと思います。

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