専門職以外でも学生に

専門職を目指しているわけでもないのに、学生になる人もいます。 主に知識欲があり、自分の視野を広げたいという人たちなのだと思います。 実をいいますと、私の住んでいる地域ではテレビで「放送大学」が視聴でき、私はその番組を見るのが結構好きだったりします。 科目にもよりますが、高度で興味深い授業をやっているのです。 私は、学生生活の中では、大学が一番好きでした。 高校までは画一的な授業内容に、自分の個性を封じられてしまうような息苦しさを感じていたのですが、大学では自由な風を感じて、ほっと一息つけたような気持ちになれたのです。 専門職を目指すわけでもないのに大学生をやる人たちには、私と同じように、大学の自由な空気に触れたくて授業を受けに来る人たちも多いのではないでしょうか。 大学の雰囲気って、性に合う・合うないがはっきりしているみたいですね。 せっかく難関大学に入ったのに、高校や予備校の方が面白かった、と嘆く人もいます。 個人的には、そういう人たちがうらやましいです。 なぜなら、社会に出たときに、その会社という集団にうまく適合する能力が高いのではないかと思うからです。 集団生活からドロップアウトしがちな人は、大学生活の方が楽しいのではないか、と思ってしまいます。私がそうなのですが。 もちろん、「どちらにしろうまくやっていける」という人が一番だと思います。 大学に通う理由の多くは、「大卒資格を取りたいから」というものだと思いますが、そういう方々にも、通っているうちに、多くのものの見方、思想、世界の不思議などを知る喜びを是非、経験していただきたいです。 私は高卒で、大学卒の資格を得るべきか迷っている人には、「大学には是非入ってみた方がいいですよ」と勧めます。 合わなかったらやめればいいのです。通信なら授業料も安くて済みます。 もし、性に合えば、ふつうに社会生活を営んでいるだけでは決して出会うことのなかった、新しい価値観やものの考え方に出会えますよ。

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