社会人が学生になるのは

一度、社会に出て、それなりに安定した仕事をしているのに、それをなげうって再び学生になるのは、とても勇気のいることだと思います。 もっとも、仕事を続けながら、夜間や土日に学校に通って専門職を目指す人もいるでしょう。 その場合も、体力や気力が続くか問題です。 また、夜間の学校に関しては、夜の残業の少ない仕事場である、という条件も必要になります。 ほかには、通信教育という手段もあります。 私は実は校正(文章の誤字・脱字を直す仕事です)の学校にも通ったことがあるのですが、やはり通信教育課程の人は、モチベーションが維持しにくいのか、けっこう途中でやめてしまう人も多いらしいです。 通信教育で専門的な教育を受け、なおかつ仕事もこなすというのは、体力と持続力のある人でないとなかなか続かないことかもしれません。 専門職の資格を得るためには、その前の条件として、大学を出ていなければならない、という場合があります。 難易度の高い国家資格にはありがちな条件です。 そのために、夜間や通信の大学に通う人も多くいます。 おすすめは、「放送大学」です。 単位が取りやすいらしく、私の知り合いに、二年で卒業した人がいます。 学費も、全日制のふつうの大学に通うよりも遙かにお安くなります。 通信教育では、都心にある有名大学が、門戸を開いて受け入れている場合がありますが、「名のある大学に入りたい」と安易な気持ちで入学してしまうと、全日制で通うよりずっと厳しい課題を課せられて泣きをみてしまう場合もあるみたいです。 大学に関わらず、すべての専門職の学校に言えることですが、事前に十分にインターネットなどで情報収集を行い、難易度や評判などを確認して入った方がいいでしょう。 もっとも、評判のいい学校でも、自分の性格には合わなかった、ということもありますし、その逆もあり得ます。 飛び込んでみないとわからないこともあります。出費を覚悟で冒険する勇気も必要です。

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